新年のごあいさつ

終息しないコロナウイルス騒動、ロシアのウクライナ侵攻による世界規模の混乱、円安と政府の稚拙な策による日本経済の停滞。うんざりしながら迎えた師走に、サッカーワールドカップでの日本の快進撃は、日本に大きな元気を与えてくれました。

世界規模での変化が進む中で、日本人として何をすべきなのかが問われています。コロナ禍でさらに対応が遅れ世界に取り残されぬよう、私たちは個人レベルからの行動を集結し、組織並びに社会活動として対応し、グローバルに成長しなければなりません。

重要な課題のひとつとしてSDGsへの取り組みがあります。バッチを付けていれば本当に活動しているのでしょうか? 付けているだけで行動していない人が多すぎるのです。やらない人を批判するよりも、「やっているフリをしている」人を減らすことから始めませんか。そのために自分が何をしているか、何がまだ分からないのかをみんなと一緒に語り合いましょう。
言葉は人と人をつなぎます。言葉が違っても相手のことを分かろうとすれば、相手も分かろうとしてくれます。
まずは、知ることからはじめましょう。
SDGsの掲げる17の目標は「貧困」から始まりますが、日本人の15.4%の人が貧困状態にあり世界的にみても高いことを、どれだけの日本人が理解しているでしょうか。フードロスの多い日本で貧困の人が増えているって矛盾していませんか?何かがおかしいのに改善されない国なのです。売れないから捨てる問題と同時に買えない人を減らすことも考えるべきです。
身の回りに矛盾はまだまだ多くありますが、人のせいにしたり、文句だけ言うのではなく、自分のできることからはじめ、周りの人と協力してその輪を広げませんか。
秋田印刷製本は、本年も人と人、企業と企業、地域と地域をつなぐ企業になることを目指して、事業活動を展開してまいります。

令和5年1月5日

秋田印刷製本株式会社
代表取締役社長
大門 一平

 
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